歌詞

作詞：さる吉

作曲：さる吉

いつからか「若いね」って言われなくなっていた 気がつけば世間的になっていた大人 同い年のプロ野球選手 今じゃベテラン 眩しい投稿に溢れ出すインスタ 「同い年なら やらないです」 ライブフロア　突き刺さる年下の言葉 愛想笑いで覆い隠した不安 振り出しに戻ったあの日の決断 膨らむ夢　止まらなかった妄想 歩き出して初めて分かった　この道のり 「過程が大事」それは振り向けるほどに 前に進めた人だけが口にできる言葉 今はまだ目蓋　開けられないんだ 現実が残酷すぎて振り向けないんだ いつか同じこと言えるかな その時どこで何をしているかな いくつもの道から選び抜いた道も これでよかった？って迷う夜があるよ　でも 立ち止まっていても 黙っていても 何もせずとも明日はやってくるから いくつもの道から選び抜いた道を これで良かったと言い切れる日が来るまで　 自らの意思で　自らの足で　 明日に向かって歩き続けるよ 同世代　会話の輪に入れず 真っ暗なスマホ画面　映る顔 年の数だけ増えたシワの数 年の数だけ減っていく選択肢の数 おめでとうと心から言いたい自分 おめでとうと言えない本当の自分 はぐらかすしかない今の生活　 作り笑いだけが上手くなってく 誰になんと言われたわけでもないのに 常に何かを言われている気がして 謝る相手探す代わりに 頭下げ書き続ける四小節 お前が選んだお前の道だろ？ 部屋中に響く芯の折れる音 いつか思うままに描いていた自由帳 めくれど何一つ描かれない日常 「遅すぎることはない」　　　 なんて信じつつ時に疑ってしまう　 「いつになったら抜け出せる？」 先延ばしするタイムリミット　 「もう少し早ければ」 「今だからこそ書ける歌が...」 力づくで過去を書き換えた 今日もまた一つ　歌が生まれた いくつもの道から選び抜いた道も これでよかった？って迷う夜があるよ でも立ち止まっていても 黙っていても 何もせずとも明日はやってくるから いくつもの道から選び抜いた道を これで良かったと言い切れる日が来るまで　 自らの意思で　自らの足で 明日に向かって歩き続けるよ いくつもの道から選び抜いた道を 迷いながら悩みながら踏み出した道を これで良かったと思える日が来るまで これで良かったと言い切れる日が来るまで 歩き続けるよ　 オーバーサーティー だからこそ出会えたこのストーリー