SKA!踊!酒!
Match Voxの21周年イベント最終日はSKA PUNKイベント!
前日に毎年恒例CLUB CITTA’にて行われているSKAの祭典『Hoppin’&Steppin’2025』の興奮冷めぬまま、八王子にてSKA PUNKイベントが開催!
SKA FREAKS
THE GELUGUGU
STEP BY STEP
MY SHOES MY CAP
TROPICAL GORILLA
と歴戦のスーパーバンド達が並ぶこのイベントは地元八王子のSTEP BY STEPからスタート!
25年のキャリアを超えるSKA PUNKバンドであるステステ、イベントはしょっぱなから皆ハイテンションインマイライブハウス! すごい勢いで酒が出る!(ドリンク超忙しい)
ゆるゆるなMCを駆使(!?)しながらもホーンが入った曲がキマリまくる! 最高! 流石です!
個人的(店長/奥)にはB.O.B ANIMALSやBIG ONE ROBO (ex-COUNT9)、BAMBEE BONEと八王子SKAシーンのレジェンド達が集まっているこのバンドが最高じゃない訳がない!
今日のイベントは最高と確信する空気が流れまくる中、2番手で登場はMY SHOES MY CAP!
こちらはステステとは対照的なノーホーンのスリーピースバンド(カズーあり!)。SKAだけではない、時にメッセージ性の強い真っ直ぐなアプローチも魅力のバンドである。
MY SHOES MY CAPも15年を超えるキャリアがある上に現STARVINGMANのメンバー、ex-SEVENTEEN AGAiNのメンバーも在籍しており、流石のライブ巧者! 会場も拳で応える最高の空気!
幻君(Vo.)の嘘偽りない真っ直ぐなスタイルは本当にリスペクト! MY SHOES MY CAPも呼ぶからね!(笑)
下駄親父キター!
さあ、MY SHOES MY CAPが終わって会場も良い感じに酔ってきたところで、下駄親父(ライブハウスによく出没する下駄を履いたおじさん)がドリンクカウンターに1万円置いて
「この金がなくなるまで奢りで!」
とギリギリ聞き取れる滑舌で伝えてくれて、ここぞとばかりに酒を頼むバンドマン、下駄親父かっけーっす!!!
話は脱線しましたが、その下駄親父が目当てだったのは次のTROPICAL GORILLA! 通称トロゴリです!
言わずと知れたレジェンドバンド! 単独作はもちろんですが、僕ら世代では『MAKING UP NEW LINES』(SPICE OF LIFEの最高オムニバス4作目)は擦り切れるくらい聞いたはず!(CDもレコードも)
その頃のメンバーはベースのCimさんだけですが、今のメンバーも超豪華! CimさんはOi-SKALL MATESのベース(町田のLive & BAR Nutty'sのオーナーでもある)、ボーカルのジュニアはnumber two、ギターのレッドはTHE SENSATIONS、ドラムのINOMANはex-MEANINGとライブハウスで遊んでる人だったら全バンド知ってるんじゃないかな?
途中、下駄親父が謎にずっとステージにいるハプニング(!?)もありましたが、流石のステージに会場の空気も最高潮! 「MAKING UP NEW LINES」の曲は俺もドリンクカウンター投げ出して最前に突撃!(すみません)
「今日最高だ…。」
こんな声がそこかしこから聞こえてきてて、小さくガッツポーズをしたのは内緒です。
イベント終盤! 思考回路はショート寸前、今すぐ飲みたいの
イベントも終盤、トリ前は大阪からTHE GELUGUGU!
1996年結成(Wikipediaより)ということで来年30周年!? 俺が中1からやってるって事か!? 年齢バレるな…(隠してない)
THE GELUGUGUは日本でSKA PUNK(SKA CORE)をメジャーシーンに押し上げたバンドの一つと言って過言ではないと思う。しかもSKAシーンだけにとどまらず、ニューロティカやロリータ18号などとも頻繁に共演するなど、SKAを起点に全方向にエンタメしている、ロックバカバンドなのです。
確かな演奏力とゆるくも爆笑のMC、VOODOO GLOW SKULLSよろしくなマイナー調SKA CORE、高速SKAで攻め込みまくり!
全年齢全ジャンル対応力は流石! 八王子では逆にSKAイベント的なブッキングは初だったような気がします!(あっちゃんがいるから)
サックスのMASASHI(ex-ムラマサ)とは同い年で、今もこうやってライブハウスで遊べて嬉しい限り! これからも遊ぼうねー!
そして最後は今回共同でイベントをやってくれたTakao(ex-THE SKIPPERS)が加入した滋賀のSKA FREAKS!
SKA FREAKSも20年を超えるキャリアを誇り、『北近江FREAKY JAMMiN’』というフェスも主催しているローカルプライド全開のSKA PUNKバンド、ライブもとびきり全開パワー(パワパワパワ……)でぶつかってくる!
まさにライブバンドなSKA FREAKS、ここまでのレジェンド級バンドからのバトンを良い意味でぶん投げて、フロアをSKA FREAKSに染め上げていく! 強い!
SKAと名前がついてはいるが個人的にはそこまでSKA SKAしてない印象で、メロディック、メロコアバンド好きにも刺さると思うんだよな。
フロアはぐちゃぐちゃ床びちょびちょ(酒で)状態でフィニッシュ! スカフリが八王子に来てくれたのも、TakaoがMatch Voxに帰ってきてくれたのめちゃくちゃ嬉しかった!(ただ、SKA FREAKSのWikipediaにベーシストの情報が一切書いてないので誰か書いてあげてください(笑))
1日通してSKA!酒!踊! な1日で、主催者自らが最高に楽しむという、ライブハウス店長としては嬉しくて正しい1日でした!(酔)
■スタッフクレジット
文:奥 泰正
撮影:朝比奈 雄太